嘔吐物処理における殺菌方法と注意点
嘔吐物が発生した際の処理は、見た目をきれいにするだけでなく、 二次感染を防ぐための適切な殺菌対応が重要になります。 特に医療施設・介護施設・保育施設・宿泊施設など、人の出入りが多い環境では、 処理方法を誤ることで感染リスクが高まる可能性があります。
本ページでは、嘔吐物処理における殺菌の考え方と、 対応時の注意点について整理します。
嘔吐物処理で殺菌が必要とされる理由
嘔吐物には、ウイルスや細菌が含まれている可能性があります。 床や設備に付着したまま放置したり、不十分な清掃だけで済ませてしまうと、 人の手や靴を介して周囲に広がるおそれがあります。
そのため、嘔吐物処理では 「除去」「清掃」「殺菌」を 状況に応じて組み合わせることが重要とされています。
アルコールでは対応が難しいケース
一般的な消毒方法としてアルコールが使われる場面もありますが、 嘔吐物処理では注意が必要なケースがあります。
- 有機物が多く含まれる場合
- 床材や設備への影響が懸念される場合
- 引火性や臭気の問題がある現場
これらの条件下では、アルコールだけでの対応が適さない場合もあります。 現場の状況に応じて、使用する殺菌方法を検討することが大切です。
嘔吐物処理における殺菌方法の考え方
嘔吐物処理では、いきなり殺菌を行うのではなく、 段階的に対応する考え方が一般的です。
- 嘔吐物を取り除く
- 汚染された箇所を清掃する
- 必要に応じて殺菌を行う
殺菌効果は、薬剤が直接触れた部分に限られるため、 拭き取りや洗浄と組み合わせることが重要になります。
殺菌時の注意点(安全面)
嘔吐物処理時の殺菌対応では、次のような点に注意が必要です。
- 換気を十分に行う
- 異なる薬剤を混ぜない
- 使用する場所や素材への影響を確認する
- 人体への影響を考慮する
特に施設内で使用する場合は、 取り扱いやすさや安全性も重要な判断要素となります。
厚生労働省のガイドラインについて
嘔吐物処理や感染対策については、 厚生労働省をはじめとする公的機関が ガイドラインや資料を公開しています。
施設の運用方針や状況に応じて、 こうした公的な情報を確認しながら 対応方法を検討することが重要です。
施設の運用方針や状況に応じて、 これらの公的な情報を確認しながら 適切な対応方法を検討することが重要です。
食品添加物として使える殺菌料という選択肢
嘔吐物処理や周辺環境の殺菌対策として、 食品添加物規格の殺菌料が 検討されるケースもあります。
食品添加物として認められている殺菌料は、 食品分野での使用を前提とした基準に基づいて管理されており、 現場の状況によっては選択肢の一つとなります。
食品添加物殺菌料「ニュウル」も、 そのような用途で使用される製品の一例です。